自動車事故にあったとき

自動車事故にあってけがや病気をしたとき、その医療費や休業補償などは本来、加害者が全額負担すべきものです。しかし、実際の損害賠償交渉はなかなかスムーズには進みませんし、けがや病気は待ってくれません。そこで賠償に先立ち、とりあえず健康保険を使って治療を受けることができます。

示談は慎重に!

自動車事故でしばしば示談が行われますが、安易に示談してしまうと、治療が完全でなかった場合や後遺症が出た場合などに、その後の治療が健康保険で受けられないなど、あとで思わぬトラブルが生じることがあります。
このような事態を避けるためにも、示談を行うときは必ず健保組合に連絡してください。

手続き  
 

 自動車事故にあってけがをし、健康保険で治療を受けたときは、健康保険組合が後日加害者に対して、治療に要した費用を請求することになります。そのために、自動車事故によるけがの治療を健康保険で受けたときは、すみやかに「第三者の行為による傷病届」を事業所経由で 健康保険組合に提出してください。

手続書類:

1.

「第三者の行為による傷病届」

2.

「事故発生状況報告書」

3.

「念書」

4.

診断書

5.

事故証明書

6.

示談をしているとき…示談書の写し


※できるだけすみやかに提出してください。


示談代行サービス附帯の任意保険に加入している場合、担当する損害保険会社等により「第三者行為による傷病届」・「事故発生状況報告書」等の書類作成・提出についてサポートを受けられる場合があります。詳しくはご契約の保険会社等にお問い合わせください。


※サポートを受けられるのは、業務外の交通事故で健康保険を使用した場合となります。

■自動車事故にあったら

1.できるだけ冷静に

事故がおきたときは、ショックで冷静な判断を失うことがあります。できるだけ冷静に対処してください。

2.加害者を確認

確認することは、ナンバー、運転免許証、車検証などです。

3.警察へ連絡

どんな小さな事故でも、必ず警察に連絡しましょう。

4.示談は慎重に

自動車事故には後遺障害の危険がありますから、示談は慎重にしましょう。なお、健康保険で治療を受けるときは、示談の前に健康保険組合へ連絡しましょう。

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