データヘルス計画とは?

健康保険組合に蓄積されている医療費や健診等のデータを分析し、その結果に基づいて「健康増進、疾病予防および重症化予防を推進する」ことを目的に効果的な保健事業を計画するもので、平成27年度から全ての健保組合に実施することが国から求められています。

1.データヘルス計画の目的

(1)

レセプト(診療報酬明細)・健診データの活用
@健康状況・病院の受診状況・医療費状況を分析しデータヘルス計画を策定します。
A保健事業の効果の高い対象者を抽出し事業を実施します。

(2) 各健康保険組合の状況に応じた範囲での計画策定・実施
(3) コラボヘルス(事業主との協働)

2.スケジュール

第3期データヘルス計画の期間は、2024年度から2029年度までの6年間です。2024年度から2026年度までを前期、2027年度から2029年度までを後期に区分けし、前期終了時に実施される中間評価をふまえ、必要に応じて、後期計画の見直しを行います。
また、保健事業の目的や内容が加入者、事業主等の関係者に理解され、事業の実効性が高まるように、データヘルス計画はホームページや広報誌等で公表され、関係者への周知が図られることになっています。

3.計画策定

健康診断・レセプト情報等のデータを活用してPDCAサイクルに沿った効率的かつ効果的な保健事業の実施を図るため、保健事業の実施計画(データヘルス計画)を策定します。
PDCAサイクルを用いて計画の見直し、効果を検証し改善して次年度の保健事業に反映させます。